この記事では、日立の掃除機『PV-BH900J』と『PV-BH900H』の違い・選び方などをご紹介しますね。
後発のJの方が全面的にすぐれているわけではなく、一長一短なので、慎重に検討されるのをおすすめします。
このページの目次
PV-BH900JとPV-BH900Hの違い・選び方
まず、この2つの発売日は
PV-BH900J:2021年8月下旬
そして、違いは↓の3つです。
- モータ
- ヘッド
- 運転モード
違いを比較した表をご紹介してから、一つずつ説明しますね。
PV-BH900J | PV-BH900H | |
---|---|---|
モータ | ジェット3Dファンモータ | 小型ハイパワーファンモーターX4 |
本体重量 | 1.3kg | 1.3㎏ |
スティック時サイズ | 225×230×1024mm | 268×255×1024mm |
ハンディ時サイズ | 378×90×206mm | 378×90×206mm |
付属品を含む総重量 | 1.7kg | 1.9kg |
ヘッド幅 | 23cm | 25cm |
ペタリンコ構造 | ● | × |
フラップ | シングル | ダブル |
LEDの色 | 緑 | 白 |
ブラシ | からまんブラシ | かるふきブラシ |
壁際のゴミ | ブラシ位置で対応 | ヘッド構造で対応 |
運転モード | 標準・強・自動 (ターボなし) | 標準・強 (どちらも、5秒間のターボモードあり) |
モータ
Jではモータが一新され、軽量コンパクトな「 ジェット3Dファンモータ」になりました。
ジェット3Dファンモータになったことで、
- 吸い込み風量が15%UP
- 「標準だと静かだが、強だとうるさい」という口コミが多い(ただし、メーカからの騒音値の公表なし)
つまり、吸い込み風量ならJ、静音性ならHです。
サイズ・重量
Jの方が200g軽くなり、扱いが楽になりました。
ヘッド幅・ペタリンコ構造
ペタリンコ構造は、ベッド下などの狭いところも掃除しやすくする機構です。
Jはペタリンコ構造とヘッド幅の狭さで、掃除しやすいです。
フラップ
フラップはヘッドの前後についている機構で、ヘッドの動きに合わせて動くことで、引くとき・押すときの両方で楽に掃除でき、じゅうたんなどに張り付きにくくしてくれます。
Jは後ろだけですが、Hは前後についていて、前方の大きなゴミを吸い取りやすいです。
LEDの色
どちらも、LEDで汚れを見えやすくしてくれます。
Hの白よりも、Jの緑の方が、汚れが見えやすいです。
ブラシ
Hは「からぶきブラシ」で、床を乾拭きする効果を与えてくれます。
Jは「からまんブラシ」で、髪の毛などがからみにくくなっています。
絡まった毛を除去する手間が激減するので、かなり楽です。
壁際のゴミ
Hはヘッドの「きわぴた構造」で、Jはブラシをヘッド前方に設置することで、壁際のゴミを掃除しやすくしてあります。
HとJで、実感できるほどの違いはないです。
運転モード
Hは、標準・強のどちらのモードでも、5秒間だけターボモードにできます。
Jではターボモードがなくなり、かわりに「標準・強を自動で切り替える自動モード」が追加されています。
ターボモードをよく利用する方にとっては、Hの方が使い勝手がいいです。
JとHのメリット・デメリットまとめ
- Jより200g重い
- Jと比べると、狭い個所を掃除しにくい
- LEDが白で、Jの緑より見えにくい
- 髪の毛などが絡みやすい
◆Jのデメリット
- 「強だとうるさい」という口コミが多い
- ターボモードがない
- 静音性の評判がいい
- 前方の大きなゴミを掃除しやすい
- ターボモードがある
◆Jのメリット
- 軽い
- 吸い込み風量が多い
- 狭い個所を掃除しやすい
- 緑のLEDで汚れが見えやすい
- 髪の毛などが絡みにくい
- 自動モードがある
どっちを選ぶのが正解?
長々と違いをご紹介してきましたが、選ぶ基準は
- 吸い込み風量と静音性のどちらを取るか
- 値段
実売価格は、これを書いている時点では、Hの方が9千円くらい安いです。
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
静音性重視の方⇒静音性の評判がいいH
これまで、ターボモードを多用してきた方⇒ターボモードありのH
上記3つ以外の方⇒J
もし通販で購入されるなら、どちらもAmazonが最安値です。
Amazon⇒日立 パワーブーストサイクロン PV-BH900J