この記事では、バッファローの無線LANルータ
- WSR-5400XE6(2023年8月発売)
- WSR-5400AX6P(2023年8月発売)
最初にざっくりしたイメージをご紹介しておくと、↓のようになっています。
WSR-5400AX6P:1Gbps以下の回線の方・Wi-Fi6Eは不要な方向け
このページの目次
WSR-5400XE6とWSR-5400AX6Pの違いと選び方
WSR-5400XE6はWSR-5400AX6Pと比べると、↓の3点がすぐれています。
2:Wi-Fi6E(6GHz接続)対応
3:無線LAN接続の快適さ
一方、WSR-5400AX6Pの方がすぐれている点は↓の1つだけです。
1つずつご紹介して、最後に違いを比較した一覧表(こちら)を掲載しますね。
1:ネット回線~ルータ間の速度
有線LANの速度 | WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6P |
---|---|---|
有線LANポート | 1Gbps | ←同じ |
インターネットポート | 2.5Gbps | 1Gbps |
もっとも大きな違いです。
ルータの内側(ルータ~PC・スマホなどの機器間)がどれだけ速くても、ネット回線~ルータ間以上の速度は出ません。
そのため1Gbps以上の高速回線を契約されているなら、WSR-5400XE6の方が回線の速さが活かされやすいです。
2・3:Wi-Fi6E・無線LANの快適さ
注目するポイントは、WSR-5400XE6はWi-Fi6E(6GHz)にも対応している点です。
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6P | ||
---|---|---|---|
無線LAN | 6GHz | ● | × |
5GHz | ● | ● | |
2.4GHz | ● | ● | |
ストリーム数 | 6GHz | 2x2 | - |
5GHz | 2x2 | 4x4 | |
2.4GHz | 2x2 | 2x2 | |
無線LANの速度 (理論値) | 6GHz | 2401Mbps | × |
5GHz | 2401Mbps | 4803Mbps | |
2.4GHz | 573Mbps | ←同じ |
Wi-Fi6Eに対応したスマホ(Pixel7・8やiPhone 15 Proなど)をお使いなら、他の機器が使って混み合う5GHz・2.4GHzを避けて、6GHzで快適に通信できます。
一方、6GHz対応機器を使わないのであれば、5GHzのストリーム数が4×4のWSR-5400AX6Pの方が快適です。
補足:ストリーム数って?
データが行き来する経路の数で、多い方が快適です。
よく車の車線に例えられます。
通る台数が同じなら、車線が多い方が渋滞しにくいですよね。
今回の2モデルでいえば、
WSR-5400AX6P:5GHzが4車線、2.4GHzが2車線ある
4:有線LANのポート数
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6P | |
---|---|---|
有線LANのポート数 | 3 | 4 |
この項目だけは、WSR-5400AX6Pの方がすぐれています。
ただし、終戦LANポートが4つ必要なケースはかなり限られると思います。
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
- 回線の契約が1GHz以上か
- 6GHz対応機器を使うか
- 実売価格
実売価格の差は、これを書いている時点では千円未満です。(WSR-5400AX6Pの方が安いです)
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
- 1Gbps以上の高速回線の方⇒WSR-5400XE6
-
6GHz対応機器をお使いの方⇒WSR-5400XE6
-
1Gbps以下の回線の方で、6GHz対応の最新機器は当分使う予定がない方⇒WSR-5400AX6P
ちないみ通販サイトのランキングでは、WSR-5400XE6の方が人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、どちらも楽天が安いです。
楽天市場⇒BUFFALO WSR-5400XE6
楽天市場⇒BUFFALO WSR-5400AX6P
Amazon⇒バッファロー WSR-5400XE6
Amazon⇒バッファロー WSR-5400AX6P/NBK
補足:型番末尾の「/D」「/N」について
バッファローの無線LANルータは今回の2モデルに限らず、型番の末尾に「/D」「/N」がついているモノもあります。
製品の型番末尾は、↓のようになっています。
「/D」:特定の販売店向けの型番。通常型番とまったく同じモノ
「/N」:アマゾン向けの型番。製品自体はまったく同じ。ただし、化粧箱ではなく簡素な段ボール入り
たとえばWSR-5400AX6P/NBKは「アマゾン向け型番(簡易包装)のブラック」になります。
この記事のまとめ
1:ネット回線~ルータ間の速度(理論値)※もっとも大きな違い
2:Wi-Fi6E(6GHz接続)対応
3:無線LAN接続の速度(理論値)
一方、WSR-5400AX6Pの方がすぐれている点は↓の1つだけです。
4:有線LANポートの数が多い(4つと3つ)
詳細な比較表です。
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6P | |||
---|---|---|---|---|
1 | 有線LANの速度 | 有線LANポート | 1Gbps | ←同じ |
インターネットポート | 2.5Gbps | 1Gbps | ||
2 | 無線LAN | 6GHz | ● | × |
5GHz | ● | ● | ||
2.4GHz | ● | ● | ||
3 | アンテナ数 | 6GHz | 2本 | - |
5GHz | 2本 (2.4GHzと共用) | 4本 | ||
2.4GHz | 2本 (5GHzと共用) | 2本 | ||
ストリーム数 | 6GHz | 2x2 | - | |
5GHz | 2x2 | 4x4 | ||
2.4GHz | 2x2 | 2x2 | ||
無線LANの速度 (理論値) | 6GHz | 2401Mbps | × | |
5GHz | 2401Mbps | 4803Mbps | ||
2.4GHz | 573Mbps | ←同じ | ||
4 | 有線LANのポート数 | 3 | 4 |
ここまでご紹介した違いを考慮して、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
- 1Gbps以上の高速回線の方⇒WSR-5400XE6
-
6GHz対応機器をお使いの方⇒WSR-5400XE6
-
1Gbps以下の回線の方で、6GHz対応の最新機器は当分使う予定がない方⇒WSR-5400AX6P
楽天市場⇒BUFFALO WSR-5400XE6
楽天市場⇒BUFFALO WSR-5400AX6P
Amazon⇒バッファロー WSR-5400XE6
Amazon⇒バッファロー WSR-5400AX6P/NBK