この記事では、バッファローの無線LANルータ
- WSR-5400XE6(2023年発売)
- WSR-5400AX6S(2021年発売)
最初にざっくりしたイメージをご紹介しておくと、↓のようになっています。
- WSR-5400XE6:1Gbps以上の高速回線を契約している方・6GHz対応の機器をお使いの方向け
-
WSR-5400AX6S:回線が1Gbps以下の契約で、6GHz機器も使っていない方向け
このページの目次
WSR-5400XE6とWSR-5400AX6Sの違いと選び方
WSR-5400XE6はWSR-5400AX6Sと比べると、↓の4点がすぐれています。
2:Wi-Fi6E(6GHz接続)対応
3:無線LAN接続の快適さ
4:ネット脅威ブロッカーのバージョン
一方、WSR-5400AX6Sの方がすぐれている点も1つだけあります。
1つずつご紹介して、最後に違いを比較した一覧表(こちら)を掲載しますね。
1:ネット回線~ルータ間の速度
有線LANの速度 | WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6S |
---|---|---|
有線LANポート | 1Gbps | ←同じ |
インターネットポート | 2.5Gbps | 1Gbps |
内側(無線LANルータ~PC・スマホなどの機器間)がどれだけ速くても、ネット回線~ルータ間以上の速度は出ません。
そのため1Gbps以上の高速回線を契約している方は、WSR-5400XE6の方が回線の速さが活かされやすいです。
2・3:無線LAN
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6S | ||
---|---|---|---|
無線LAN | 6GHz | ● | × |
5GHz | ● | ● | |
2.4GHz | ● | ● | |
ストリーム数 | 6GHz | 2x2 | - |
5GHz | 2x2 | 4x4 | |
2.4GHz | 2x2 | ←同じ | |
無線LANの速度 (理論値) | 6GHz | 2401Mbps | × |
5GHz | 2401Mbps | 4803Mbps | |
2.4GHz | 573Mbps | ←同じ |
注目するポイントは6GHz対応の部分です。
WSR-5400XE6は従来の5GHz・2.4GHzにくわえて、6GHzにも対応しています。
Pixel7・8やiPhone 15 Proなどの6GHz対応端末なら、他の機器が使って混み合う5GHz・2.4GHzを避けて、6GHzで快適に通信できます。
一方、6GHz対応機器を使わないのであれば、WSR-5400AX6Sの方が快適です。
補足:ストリーム数
データが行き来する経路の数で、多い方が快適です。
車でいえば車線のようなイメージです。
台数が同じ場合、車線が多い方が渋滞しにくいですよね。
今回の2モデルでいえば、
WSR-5400AX6S:5GHzの4車線+2.4GHzの2車線がある
4:ネット脅威ブロッカー
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6S | ||
---|---|---|---|
セキュリティ | ネット脅威ブロッカー2 | ネット脅威ブロッカー |
機能の違いはありません。
国際状況のアレコレで、脅威情報の提供元が変更になっただけです。
ネット脅威ブロッカー2:デジオン社(日本)
ちなみに、どちらも1年間は無料ですが、2年目からは有料です。(不要なら使わないこともできます)
5:有線LANポート数
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6S | |
---|---|---|
有線LANのポート数 | 3 | 4 |
この点については、WSR-5400AX6Sの方がすぐれています。
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
- 回線の契約が1GHz以上か、以下か
- 6GHz対応機器を使っているか
- 実売価格
実売価格は、これを書いている時点では、WSR-5400AX6Sの方がちょっとだけ安いです。
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
- 1Gbps以上の高速回線を契約している方⇒WSR-5400XE6
-
6GHz対応機器をお使いの方⇒WSR-5400XE6
-
1Gbps以下の回線の方で、6GHz対応の最新機器は当分使う予定がない方⇒WSR-5400AX6S
ちないみ通販サイトのランキングでは、WSR-5400AX6Sの方が人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、WSR-5400XE6は楽天、WSR-5400AX6Sはアマゾンが安いです。
楽天市場⇒BUFFALO WSR-5400XE6
Amazon⇒バッファロー WSR-5400XE6
Amazon⇒バッファロー WSR-5400AX6S/DMB
補足:型番末尾の「/D」「/N」について
今回の2モデルに限らず、バッファローの無線LANルータには複数の型番があります。
製品の型番末尾は、↓のようになっています。
「/D」:特定の販売店向けの型番。通常型番とまったく同じモノ
「/N」:アマゾン向けの型番。製品自体はまったく同じ。ただし、化粧箱ではなく簡素な段ボール入り
たとえばWSR-5400AX6S/NMBは「アマゾン向け型番(簡易包装)のマットブラック」になります。
この記事のまとめ
- ネット回線~ルータ間の速度(理論値)※もっとも大きな違い
- Wi-Fi6E(6GHz接続)対応
- 無線LAN接続の快適さ
- ネット脅威ブロッカーのバージョン
- 有線LANポートの数が多い
WSR-5400XE6 | WSR-5400AX6S | |||
---|---|---|---|---|
1 | 有線LANの速度 | 有線LANポート | 1Gbps | ←同じ |
インターネットポート | 2.5Gbps | 1Gbps | ||
2 | 無線LAN | 6GHz | ● | × |
5GHz | ● | ● | ||
2.4GHz | ● | ● | ||
3 | ストリーム数 | 6GHz | 2x2 | - |
5GHz | 2x2 | 4x4 | ||
2.4GHz | 2x2 | 2x2 | ||
無線LANの速度 (理論値) | 6GHz | 2401Mbps | × | |
5GHz | 2401Mbps | 4803Mbps | ||
2.4GHz | 573Mbps | ←同じ | ||
4 | セキュリティ | ネット脅威ブロッカー2 | ネット脅威ブロッカー | |
5 | 有線LANのポート数 | 3 | 4 |
上記の違いを考慮して、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
- 1Gbps以上の高速回線を契約している方⇒WSR-5400XE6
-
6GHz対応機器をお使いの方⇒WSR-5400XE6
-
1Gbps以下の回線の方で、6GHz対応の最新機器は当分使う予定がない方⇒WSR-5400AX6S
楽天市場⇒BUFFALO WSR-5400XE6
Amazon⇒バッファロー WSR-5400XE6
Amazon⇒バッファロー WSR-5400AX6S/DMB