この記事では、バッファローの無線LANルータ
- WSR-3000AX4P(2023年発売)
- WSR-3200AX4S(2020年発売)
WSR-3000AX4PとWSR-3200AX4Sの違いは2つ!
いきなり答えになってしまいますが、違いは↓の2つだけで、その他の項目は共通です。
- 速度(理論値・実質的な速度の両方。アンテナ数などによる)
- 有線LANポートの数
1:アンテナ数と速度
WSR-3200AX4S:5GHz=2,401Mbps、2.4GHz=800Mbps
小難しい話になるので、最初にざっくりした結論をご紹介して、その後に詳しい比較表を掲載しますね。(詳しい比較表はこちら⇒比較表)
スペック上は、5GHzの速度は同じ、2.4GHzはWSR-3200AX4Sの方が速い、となります。
しかし、実質的な速度は逆です。
- 5GHz:最近のwi-fi6対応スマホなら、WSR-3000AX4Pの方が快適。wi-fi6未対応の端末なら同じ
-
2.4GHz:ほとんどのケース・シーンで、WSR-3000AX4Pの方が快適。多数の端末で同時に通信した時のみ、WSR-3200AX4Sが有利
実際の速度は、スペックに書かれている理論値ではなく、
- アンテナ数・ストリーム数
- ワイドバンド(160MHz)対応か?
- 端末側のスペック(アンテナ数や対応wi-fi規格)
そのため、スペック表記と実際には違いが出ます。
2:有線LANポート数
WSR-3200AX4S:4
この点については、WSR-3200AX4Sが優れています。
有線LANポートが多いと、「プリンタ等を有線LANで繋ぎたい」という場合に便利です。
しかし、ほとんどの方は、3つもあれば十分です。
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
- 実質的な速度
- 実売価格
実売価格は、これを書いている時点では、WSR-3000AX4Pの方が安いです。
そのため、実質的に速くて安いWSR-3000AX4Pがおすすめです。
通販サイトのランキングでも、WSR-3000AX4Pの方が人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、楽天・アマゾンが同じ価格で安いです。
Amazon⇒バッファロー WSR-3000AX4P/DBK
Amazon⇒バッファロー WSR-3200AX4S/DBK
補足:型番末尾の「/DBK」「/NBK」などについて
今回の2モデルに限らず、バッファローの無線LANルータは型番の末尾に「/D」「/N」がついているモノもあります。
製品の型番末尾は、↓のようになっています。
「/D」:特定の販売店向けの型番。通常型番とまったく同じモノ
「/N」:アマゾン向けの型番。製品自体はまったく同じ。ただし、化粧箱ではなく簡素な段ボール入り
また、最後の「BK」「WH」は本体カラーです。
たとえばWSR-3000AX4P/DBKは「特定販売店向けの型番のブラック」になります。
この記事のまとめ
↓は、違いを比較した表です。
WSR-3000AX4P | WSR-3200AX4S | ||||
---|---|---|---|---|---|
1:通信 | アンテナ数 | 5GHz | 3 (2ストリーム) | 4 (2.4GHzと共通) |
|
2.4GHz | 2 (2ストリーム) | 4 (5GHzと共通) |
|||
速度 | IEEE 802.11ax | 5GHz | 2,401Mbps (160MHz 2x2) | 2,401Mbps (80MHz 4x4) |
|
2.4GHz | 573Mbps (40MHz 2x2) | 800Mbps (40MHz 4x4) |
|||
2:有線LANポート数 | 3 | 4 |
実質的な快適さについては、↓のようになります。
- 5GHz:最近のwi-fi6対応スマホなら、WSR-3000AX4Pの方が快適。wi-fi6未対応の端末なら同じ
-
2.4GHz:ほとんどのケース・シーンで、WSR-3000AX4Pの方が快適。多数の端末で同時に通信した時のみ、WSR-3200AX4Sが有利
実売価格もWSR-3000AX4Pの方が安いので、快適で安いWSR-3000AX4Pがおすすめです。
Amazon⇒バッファロー WSR-3000AX4P/DBK