この記事では、バッファローの無線LANルータ『WSR-6000AX8』と『WSR-5400AX6S』の違い・選び方などを、シンプルにわかりやすくご紹介しますね。
最初にざっくりしたイメージをお伝えしておくと、↓のようになっています。
WSR-5400AX6S:ネット回線が1Gbps以下の方向け
このページの目次
WSR-6000AX8とWSR-5400AX6Sの4つの違い
いきなり答えになってしまいますが、違いは↓の4つだけです。
- 接続台数・人数
- アンテナ数・無線LAN速度
- 有線LAN速度
- セキュリティ機能
違いを比較した表のあとに、一つずつ説明しますね。
WSR-6000AX8 | WSR-5400AX6S | ||
---|---|---|---|
接続環境 | 台数 | 36台 | 30台 |
人数 | 12人 | 10人 | |
アンテナ数 | 5GHz | 4本 (2.4GHzと共通) | 4本 |
2.4GHz | 4本 (5GHzと共通) | 2本 | |
ストリーム数 | 5GHz | 4x4 | ←同じ |
2.4GHz | 4x4 | 2x2 | |
無線速度 (理論値) | 5GHz | 4803Mbps | ←同じ |
2.4GHz | 1147Mbps | 573Mbps | |
有線LAN | LANポート | 最大1Gbps | ←同じ |
インターネットポート | 最大2.5Gbps | 最大1Gbps | |
セキュリティ機能 | なし | ネット脅威ブロッカー ベーシック (1年間無料) |
1:広さ・接続台数・人数
WSR-5400AX6S:30台、10人
この項目は、同時に使う機器が増えたときの快適さ(転送速度・反応速度)に影響します。
多い方が安心ですが、ほとんどの場合、違いを実感できるほどの差はないです。
広さの目安は同じ(3階建て・4LDK)です。
2:アンテナ数・ストリーム数・無線LAN速度
WSR-5400AX6S:5GHzが4本(最大4803Mbps)、2.4GHzが2本(最大573Mbps)
(説明がすごく複雑になるので、細かい説明は省略させていただきます)
注目するポイントはストリーム数です。
2.4GHzも4×4ストリームのWSR-6000AX8の方が、2.4GHzでも高速通信できます。
3:有線LAN速度(インターネットポート)
WSR-5400AX6S:最大1Gbps
最大の違いです。
ルータより内側がどれだけ速くても、ネット回線~ルータ間の速度以上は出ません。
そのため、1Gbps以上の超高速回線を契約されているなら、6000AX8の方が回線の速さを活かせます。
4:セキュリティ機能
WSR-5400AX6S:ネット脅威ブロッカーベーシック(1年間無料)
テレビ・レコーダその他IoT家電は、PC・スマホと違ってセキュリティ対策が手軽にはできませんよね。
ルータのセキュリティ機能は、IoT家電を攻撃リスクから守ってくれます。
5400AX6Sは1年間無料のライセンス付きで、その後は有償です。
(不要になったら、お金を払わずにOFFにしておけます)
ちなみに、最近は非搭載が主流です。
どっちを選ぶのが正解?
長くなってしまいましたが、選ぶ基準は
- 契約しているネット回線が1Gbps未満か・以上か
- 2.4GHzで使う機器が多いか
- 実売価格
実売価格は、これを書いている時点では、WSR-5400AX6Sの方がだいぶ安いです。
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
2.4GHz接続する機器が多い方⇒WSR-6000AX8
上記以外の方⇒WSR-5400AX6S
通販サイトのランキングでは、WSR-6000AX8の方が人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、どちらも楽天が安いです。
Amazon⇒バッファロー WSR-5400AX6S/DMB
Amazon⇒バッファロー WSR-6000AX8/NMB
※補足:型番末尾の「/D」「/N」についてバッファロー製品の型番末尾は、↓のようになっています。
「/D」:特定の販売店向けの型番。通常型番とまったく同じモノ
「/N」:アマゾン向けの型番。モノ自体はまったく同じ。ただし、化粧箱ではなく簡素な段ボール入り