この記事では、Canonの複合機・プリンタ『XK100』と『XK90』の違い・選び方などをご紹介しますね。
最初にざっくりしたイメージをご紹介しておくと、
XK90:高画質だけど、印刷コストが高い。全体的に高機能
XK100:画質はXK90より劣るけど、印刷コストが安い。一部をのぞき、XK90より低機能
Canon XK100とXK90の、10の違い
いきなり答えになってしまいますが、違いは↓の10個です。
- インク
- 印刷コスト
- 印刷速度
- 前面給紙
- 自動両面印刷
- Wi-Fi接続支援機能
- バラエティコピー
- 液晶サイズ
- 液晶操作
- 本体サイズ
1~5:インク・印刷
XK100 | XK90 | |
---|---|---|
発売日 | 2021年10月14日 | 2020年8月27日 |
インク | 独立5色、 染料+顔料 | 独立6色、 染料+顔料 |
印刷コスト (A4カラー) | 3.9円 | 6.3円 (大容量インク痔) |
印刷コスト (A4モノクロ) | 1.5円 | 2.2円 (大容量インク痔) |
印刷コスト (L判フチなし写真) | 9.8円 ※用紙代込 | 13.7円 (大容量インク痔) ※用紙代込 |
印刷速度 (A4カラー) | 4秒 | ←同じ |
印刷速度 (A4モノクロ) | 6秒 | ←同じ |
印刷速度 (L判フチなし写真) | 16秒 | 10秒 |
前面給紙 | 普通紙のみ (レターサイズ非対応) | 普通紙のみ |
自動両面印刷 | ● (インクジェット 光沢郵便ハガキ 非対応) | ● |
XK100はXK90と比べて、↓のようになっています。
- インクが6色⇒5色になり、画質低下
- 印刷コストが抜群に安くなった
- 写真の印刷速度が低下
- 前面給紙・両面印刷の対応用紙が減った
ただ、XK100は画質が低下したといっても、家庭用の普通の写真ならまったく気にならない画質です。
(「画質の感じ方」「どこまで求めるか」は個人差が大きいので、一概には言えませんが……)
補足1:レターサイズ
XK100は未対応のレターサイズは、A4よりもちょっと大きい215.9×279.4mmで、ほとんど見かけない規格です。
補足2:自動両面印刷
XK100は、インクジェット光沢郵便ハガキ非対応ですが、ほかのハガキは使えます。
6:Wi-Fi接続支援
XK100 | XK90 | |
---|---|---|
Wi-Fi接続支援 (Android) | QRコード読み取り | Bluetooth |
Wi-Fi接続支援 (iOS) | QRコード読み取り | ←同じ |
XK100は、AndroidもQRコードになりました。
7:コピー
XK100 | XK90 | |
---|---|---|
バラエティコピー | 枠消しコピー、 IDコピー、 コピー予約、 大判原稿コピー | 枠消しコピー、 IDコピー、 コピー予約 |
補足:大判原稿コピー
A4より大きい用紙を2回にわけて読み取り、1枚の用紙に印刷する機能です。
ただし、
- 元用紙A3⇒A4に縮小して印刷
- 元用紙B4⇒B5に縮小して印刷
8~10:本体
XK100 | XK90 | |
---|---|---|
液晶サイズ | 2.7型 | 4.3型 |
操作 | タッチパネル + ボタン | タッチパネル |
本体サイズ | 372x142x345 mm | 373x141x319 mm |
どちらもタッチパネルですが、XK100は画面が小さくなっています。
でもXK100はタッチパネルとボタンでの操作なので、操作性はほとんど低下していません。
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
- 印刷コストと画質のどっちを優先するか
- 価格
実売価格は、これを書いている時点では、ほぼ同じです。(数十円の差)
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
印刷量が多く、印刷コストを抑えたい方⇒XK100
少しでも高画質な印刷をしたい方⇒XK90
ちなみに通販サイトのランキングでは、XK100の方が人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、それぞれ下記リンク先が一番安いです。