この記事では、キヤノンのインクジェットプリンタ・複合機『G3360』と『G6030』の違い・選び方などをご紹介しますね。
このページの目次
G3360とG6030の10の違い
まず、この2つの発売日は
G6030:2019年6月6日
G3360:2020年11月12日
G3360:2020年11月12日
そして、違いは↓の10項目です。
- 印刷コスト
- 印刷・コピー速度
- 給紙枚数
- 給紙トレイ
- 自動両面印刷
- スキャナ解像度
- 有線LAN
- 廃インクタンク交換
- サイズ
- 重量
どっちかが全面的にすぐれているわけではないので、一つずつご紹介しますね。
1・2:印刷コスト・速度
G3360 | G6030 | |
---|---|---|
印刷コスト (A4モノクロ) | 約0.4円 | 約0.5円 |
印刷コスト (A4カラー) | 約1.0円 | 約1.0円 |
印刷コスト (L判フチなし写真) | 約6.2円 紙代込 | (非公表) |
印刷速度 (A4カラー) | 約6.0ipm | 約6.8ipm |
印刷速度 (A4モノクロ) | 約10.8ipm | 約13.0ipm |
印刷速度 (L判フチなし写真) | 約37秒/枚 | 約37秒/枚 |
コピー (A4カラー) | 約23秒/枚 | 約20秒/枚 |
印刷コストは3360が若干有利、速度は6030が若干有利です。
でも、使っていて「ぜんぜん違う!」というほどの差ではありません。
※ipmは「1分間に何枚印刷できるか?」の目安で、数値が大きい方が速いです。3・4:給紙枚数・トレイ
G3360 | G6030 | |
---|---|---|
最大給紙枚数 | 100枚 | 350枚 |
給紙トレイ | 背面のみ | 背面・前面 |
6030は背面・前面にトレイがあるので、異なるサイズの用紙をセットできるのがうれしいです。
5・6:自動両面印刷・スキャナ解像度
G3360 | G6030 | |
---|---|---|
自動両面印刷 | × | ● |
スキャナ解像度 | 600dpi×1200dpi (主走査×副走査) | 1200dpi×2400dpi (主走査×副走査) |
7:有線LAN
G3360 | G6030 | |
---|---|---|
USB2.0 | ● | ● |
無線LAN | ● (IEEE802.11b/g/n) | ● (IEEE802.11b/g/n) |
有線LAN | × | ● |
有線LAN接続は、「配線が必要」というデメリットがあるものの、USBと無線LANの両方のメリットを兼ね備えています。
◆USB接続
- 安定して接続できる。
- 1台しか接続できない。
◆無線LAN接続
- 複数の機器を接続できる。
- プリンタの場所がある程度自由、ケーブル不要。
- 電波の状況に影響される。
◆有線LAN接続
- 安定して接続できる。
- 複数台の機器を接続できる。
8:廃インクタンク交換
G3360 | G6030 | |
---|---|---|
廃インクタンク交換 | ● | × |
パッドはクリーニング等のたびに溜まっていき、満タンになると交換になります。
6030は自分で交換できないので、メーカ修理扱いになります。(保証期限を過ぎていると有償)
3360は自分で交換できるので、安く済むし、使えない時間も短くて済みます。
「どれくらい使ったら満タンになるの?」というのが気になるところですが、使用状況に大きく左右されるため、一概には言えません。(「クリーニングの頻度」「純正インクか互換インクか」など)
ただ、簡単に満タンになるものではないです。
9・10:サイズ・重量
G3360 | G6030 | |
---|---|---|
サイズ (収納時) | 約445×330×167mm | 約403×369×195mm |
本体重量 | 6.4㎏ | 8.1kg |
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
前面トレイ(異なるサイズの用紙を頻繁に使うか)⇒6030
自動両面印刷を頻繁に使うか⇒6030
有線LANは必要か⇒6030
廃インクタンク交換をしながら長く使うつもりか⇒3360
実売価格は、これを書いている時点では、6030の方が7千円くらい高いです。
また、通販サイトのランキングでは、3360の方がちょっとだけ人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、どちらも楽天が一番安いです。
楽天市場⇒Canon ビジネスインクジェット複合機 G6030