この記事では、キヤノンの複合機プリンタ『TS5430』と『TS3530』の違い・選び方などをご紹介しますね。
最初にざっくりご紹介しておくと、
TS5430:印刷コストは高いが、高機能
TS3530:印刷コストは安いが、低機能
TS5430とTS3530の7つの違い
いきなり答えになってしまいますが、違いは↓の7つです。
- 印刷コスト
- 印刷速度
- 印刷可能サイズ
- 自動両面印刷
- 給紙トレイ
- コピー・スキャナ
- 本体色
1・2・3・4:印刷
TS5430 | TS3530 | |
---|---|---|
発売日 | 2021年12月 | 2022年3月 |
印刷コスト (A4カラー) | 約19.5円 | 約17.6円 |
印刷コスト (L判フチなし写真) | 約29.0円 ※用紙代込み | 約27.0円 ※用紙代込み |
印刷速度 (A4カラー) | 約6.8ipm | 約4.0ipm |
印刷速度 (A4モノクロ) | 約13.0ipm | 約7.7ipm |
印刷速度 (L判フチなし写真 | 約36秒 | 約52秒 |
印刷可能サイズ | 名刺サイズ ~ A4、レター | L判 ~ A4、レター |
自動両面印刷 | 普通紙 (A4、A5、B5、レター) | × |
TS5430は、速い代わりに、インク代が高いです。
TS3530は、遅い代わりに、インク代が安いです。
また、TS5430は「自動両面印刷できる」「使える用紙サイズが多い」のもポイントです。
ちなみに、インクはどちらも、非独立の4色(染料+顔料)です。
※インクの型番は異なります。
補足:印刷速度ipmについて
ipmとは「1分間に何枚印刷できるか」の目安で、数値が多い方が速いです。
5:給紙トレイ
TS5430 | TS3530 | |
---|---|---|
給紙 | 前面・後面 | 後のみ |
給紙枚数 (普通紙) | 前:100枚、 後:100枚 | 60枚 |
給紙枚数 (ハガキ) | 40枚 (後ろのみ) | 20枚 |
TS5430は前後に給紙できるので、前後に異なる用紙をセットすることで、頻繁に異なるサイズの用紙を扱う際に便利です。
6:コピー・スキャナ
TS5430 | TS3530 | |
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コピー濃度調整 | 9段階+自動 | × |
コピーサイズ調整 | 25% ~ 400% (1%単位) | × |
フチなしコピー | × | ● |
両面コピー | ● | × |
2in1コピー | ● | × |
スキャナ解像度 | 1200dpi×2400dpi | 600dpi×1200dpi |
TS5430の方が高解像度でコピーでき、微調整もできます。
TS3530は、「文字だけなら、まぁいいかな」ぐらいの解像度です。
7:本体色
TS5430 | TS3530 | |
---|---|---|
本体色 | ブラック、 ホワイト、 ピンク | ブラック、 ホワイト |
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
- 印刷コストと速度、どっちを優先するか
- 自動両面印刷
- 異なるサイズの用紙を頻繁に使うか(前トレイからの給紙)
- コピー・スキャナ
- 価格
実売価格は、これを書いている時点では、TS5430の方が4,500円くらい高いです。
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
印刷速度を優先する方⇒TS5430
自動両面印刷が必要な方⇒TS5430
異なるサイズの用紙を頻繁に使う方⇒TS5430
コピー・スキャの質にこだわる方⇒TS5430
印刷コストを優先する方⇒TS3539
ちなみに通販サイトのランキングでは、TS3530の方が人気です。
もし通販で購入されるなら、これを書いている時点では、それぞれ下記リンク先が一番安いです。
Amazon⇒キヤノン TS3530
楽天市場⇒Canon PIXUS TS5430