この記事では、TP-LINKの無線LANルータ
最初にざっくりした結論だけご紹介しておくと、違いは
- 5GHzの最大速度(理論値)
- ONEMESH対応
Amazon⇒TP-LINK Archer AX23V
AX3000とAX23Vの違いは「最大速度」「ONE MESH対応」
最初に違いを比較した表をご紹介して、その後に一つずつ説明しますね。
AX3000 | AX23V | ||
---|---|---|---|
1:5GHz接続 最大速度(理論値) | 2401Mbps (160MHz 2×2) | 1201Mbps (80MHz 2×2) | |
2:ONEMESH対応 | ● | × |
1:最大速度(理論値)
AX3000 | AX23V | ||
---|---|---|---|
5GHz接続 最大速度 (理論値) | IEEE 802.11ax | 2401Mbps (160MHz 2×2) | 1201Mbps (80MHz 2×2) |
IEEE 802.11ac | 1733Mbps (160MHz 2×2) | 866Mbps (80MHz 2×2) |
|
IEEE 802.11n | 300Mbps (40MHz 2×2) | ←同じ | |
IEEE 802.11a | 54Mbps | ←同じ | |
WAN側ポート | 1Gbps | ←同じ | |
有線LANポート | 10/100/1000Mbpsx4 | ←同じ | |
CPU | デュアルCPU | 通常 |
AX3000はHE160という規格に対応していて、最大速度(理論値)が2倍速いです。
ただし、↓の2点には注意が必要です。
- WAN側(インターネット側)は1Gbpsなので、1ギガより高速な回線を契約している方でも、最大1Gbpsしか出ない
- HE160は対応機器が限られる
そのため、速いに越したことはありませんが、AX3000を選ぶ旨味は薄いです。
AX23Vでも、理論値は1Gbpsを超えています。
ちなみに、HE160は機器も対応している必要があって、古い機器だと未対応です。
仕様表で「HE160」または「160MHz」の表記があるか確認しましょう。
たとえばiPhoneなら、16シリーズや15pro・15pro maxなどが対応しています。
また、AX3000は高速通信を実現するため、デュアルCPUになっています。
2:メッシュ機能
メッシュ機能 | AX3000 | AX23V |
---|---|---|
ONEMESH | ● | × |
EASYMESH | ● | ● |
EASYMESH:異なるメーカの機器を繋げて構築できる
どっちを選ぶのが正解?
選ぶ基準は
- 最大速度
- ONEMESH対応
- 実売価格
ただし上の方でご紹介したように、AX3000の速度面での旨味は薄いです。
また実売価格は、これを書いている時点では、AX23Vの方が安いです。
そのため、↓の基準で選ばれるのをおすすめします。
TP-LINK製品だけでメッシュを構築したい方⇒ONEMESH対応のAX3000
上記以外の方⇒安く購入できるAX23V
ちなみに通販サイトのランキングでは、AX23Vの方が人気です。
もし通販で購入されるなら、記事執筆時点では、AX3000は楽天、AX23Vはアマゾンが安いです。
Amazon⇒TP-LINK Archer AX23V
補足:アマゾン限定の型番について
AX3000・AX23Vには複数の型番があって、↓のようになっています。
AX3000V:アマゾン限定の型番。簡易包装。製品自体はAX3000とまったく同じ
AX1800:通常の型番
AX23V:AX1800のアマゾン用型番。ロゴの色がシルバー(AX1800はゴールド)。製品自体はAX1800とまったく同じ

